古賀 崇洋 Koga Takahiro
1987年 福岡県出身
2010年 佐賀大学文化教育学部美術・工芸課程 卒業
2011年 鹿児島県長島町にて作陶
concept
価値観の多様化が言われつつも、現代のリソースは都市部に集中する一方、
空洞化と画一化が進んだ地域の文化的な力が弱まっているが、
都市部から発信される時代の価値観やニーズを意識しつつも、
九州・鹿児島地域の独自性を積極的に混合し、あえて地方から価値を発信したい。
企業ではない、個人の領域でのみ追求できる異化作用のあるフォルム・質感を追求している。
その志と誇りの意思 を形にしたのが頬鎧盃。
作品 頬鎧盃
現代のモノは工程の効率化により、摩擦のない作りやすい形状が一般化している。
消費者の価値観もそれに沿ったモダン・ミニマルが一般化し、ペイントやカラーリング技術の発達により、製品の装飾は交換可能なバリエーションとして意味を剥奪された。
「頬鎧」は元来が身を守る防具ではあるが、戦国という時代、武将という特異な使い手を背景に、戦う相手を威嚇するための目的から、場合によっては過剰とも言える装飾性を持ち、形状に込められた意味合い、フォルムへのこだわり、なにより圧倒的な個性を追求したモノといえる。
また、盃という機能については酒宴は古くから儀礼・交流の場としての意味合いが強く、酒類と酒器はそこで発展した。現代、飲み会は個別化と飲酒離れといった希薄化がすすんでいる。
古来よりの酒宴の席は、神聖な儀礼や政事における意思決定をも含み、さらには無礼講といった立場を超える祝祭の場として人の度量や心意気を見る場でもあった。
その密度を恢復し、突出した個を持つ酒器によって酒宴=コミュニケーションを盛り上げる端緒としたい。 当時、武家の教養として発展した日本の総合芸術、茶の湯。
その系譜を汲んだ懐石の器として発展した酒器。茶の湯と戦国武将と工芸、特に焼き物との密接な繋がりから必然的に導いた頬鎧のフォルムをした磁器盃という関係性を特筆しておきたい。
誰もが一目見た時この作品がオブジェクトに感じてしまう
オブジェクトでも間違いではないが、
なんとこちらはSAKE CUP『器』なんです。
ここまで日本の美を感じ、
誰よりもエッジの効いた個性的なデザインの
器を誰が作ることを想像しただろうか?
ミニマルなデザインは勿論好きでセレクトしていますが、
ここまでアートを感じる作品は見たことがなく、
あっという間に古賀さんのファンになってしまいました。
これらの作品に一瞬で心惹かれ、
Non Title でもセレクトしたい衝動に強くかられ
熱烈なオファーにより取扱を始めることになりました。
『どこにでもある物ではなく唯一無二の本物の作品』が
当店の絶対的コンセプト、何もかもが一致した作品です。
古賀さんはファッションとも関連性が強く、
NY Collectionに参加しているブランドの仮面を作陶
MILANO SALONE などに参加、
TOKYO FASHION EDGEに掲載されるなど
国内外で活躍されている陶芸家さんです。
近日第一弾が入荷いたします。
勿論ですが、全て手作業による作品なので一点物のデザインになります。
是非この機会に陶芸作家『古賀崇洋』さんの世界観をご覧ください。
※順次UPいたします
Non Title Tokyo
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